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スポーツライフを謳歌する日常の日記

スポーツに関わる仕事をしています。これまでの苦労や知恵など共有できればと思います。

成長期のスポーツ活動について

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野球少年の息子(中1)が,オスグット・シュラッターを発症した.

 

簡単にいうと、このオスグット病というのは,大腿四頭筋の停止部の膝蓋骨と脛骨を繋ぐ膝蓋腱が,脛骨粗面をけん引して炎症が生じている状態.大腿四頭筋の柔軟性の低下が主な原因と考えられている.

ではその大腿四頭筋の柔軟性が低下によって脛骨粗面に負担がかかる原因は2つあると考えられる.

 

1つ目は練習量が増えて,大腿四頭筋が硬直している.

2つ目は成長期によって大腿骨が伸びようとしていることに対して,筋の成長が追い付かない.

 

1つ目の大腿四頭筋の柔軟性低下の原因は,走動作や投動作,守備などで殿筋やハムストリングスを上手に使えていなく大腿四頭筋に負担がかかっている.ストレッチ不足,栄養不足などの影響もあるで在ろう.2つ目の原因の成長スパートの影響と1つ目の一過性のトレーニングによる疲労蓄積が重なることが問題だろと思われる.オスグットぐらいと高を括らず,きっちり治療をして痛みのない範囲でトレーニングをしてもらいたいものだ.下手をするとはく離骨折を生じたり,回復に半年ほどかかる場合もあるようだ.いずれにしても,ようやく成長スパートに入り身長が伸びだすシグナルだと思うのでプラスに捉えた方がよいだろう.

 

成長期のスポーツ活動について考えさせられる.理想的には,小学生高学年,中学生は様々なスポーツの親しむことによって運動技能を高めることに重点を置くべきであろうが,昨今の我が国のスポーツ環境を考えると,単一種目に偏らざるを得ない状況があるのではと思う.男子に人気スポーツの野球,サッカーなどは親も一生懸命で勝利にこだわるあまり,子供に負担をかけている部分が少なからずあるのではと思う.もちろん勝負にこだわるメンタリティーもこの時期につくので,勝負にもこだわる必要もあるだろう.また,逆にスポーツ障害を恐れるばかりに練習量が減って専門的な各種目の技術向上がそがれるのも問題がある.成長期に運動能力を向上させつつも,スポーツ障害のリスクを減らすことは,結果的には日本のスポーツ界を良くする上で重要な戦略だろうと思う.なぜならば,厳しい練習で淘汰されずに生き残ったもののみがスポーツで成功するという環境であるならば,スポーツ界の底辺が形成されないからだ.

 

小学生高学年,中学生は成長の速さにかなりの個人差があり,この時期に結果を残している選手の多くは,成長が速く体格で有利なケースがあると感じる.統計データではないが,息子のチームの中学1年生選手の最大の身長差は30㎝ほど(145~175㎝)はある.いっそのこと,学年別の対戦ではなく,身長ごとにリーグを組むなどしてみたらいいのではないかと思ってしまうがどうだろうか.