速く走るために
中1の野球少年に陸上競技経験のある私が走り方などを定期的に教えてきた。そこで昨日、速く走るために必要なことを、息子たちに聞いてみた。
腕を大きく速く振る
ストライドを長くする
脚を速く動かす(ピッチを速くする)
重心の真下にフラットに接地する
骨盤を動かす
姿勢を正しくする
体幹を安定させる
など、沢山の意見がでた。確かにこれらは間違いではないし、全て速く走るために重要な要素だ。私自身が教えてきたことで間違いではないだろう。だがしかし、決定的に欠けている要素がある。
「他に何があるか考えてみて。」と質問を投げかけた。
んーー、頭の位置が、、肩甲骨が、、など言っているので、私は「違うんだよね~。そういうのも大事なんだけど、、」と促した。
すると1人の少年が
「負けないで速く走ろうと思うこと」 といった。正に待っていた言葉だ。
さすが開〇中学に入るだけのことはある。
すると、「集中力」、「気合い」、「リラックス」など様々な意見がでてきた。
普段は意識していないかもしれないが、負けん気、集中力、リラックスなど、メンタルな部分も速く走るためにはコントロールできるようにならないといけない重要な要素だ。最近は技術論より大事ではないかと感じている。
さらには、速く走れるだけの「身体」を作らなければいけない。
スポーツで成功するには、「心」「技」「体」の3要素が高いレベルで揃っていなければならない。ともすると技術論に偏りがちだが、速く走るという単純なことを成し遂げようと思っても奥が深いことに気付いてほしい。