スポーツライフを謳歌する日常の日記

スポーツに関わる仕事をしています。これまでの苦労や知恵など共有できればと思います。

中学硬式野球のバットについて考える

 

野球をする中学生にとって,バットの選択はとても重要だ.

 

息子が所属する硬式野球チームには中学1年生が30人ほどいるが,一番背が高いのは180cmほど,かたや我が息子は149cm 約30cmの身長差がある.体重差は30kgぐらいある.

 

なのに中学硬式用として販売されているバットは,82~84cmの800g前後が主流である.それで指導者からは”ヘッドが下がっている”,”バットが下からでている”など言われてバッティングフォームを良くしようとしても,そりゃー無理ってもので,身体の成長に合わせた道具を使わないとスポーツも上手になる訳がない.

 

それで行き着いたのが,SSKのネオフライト 80cm 750g であった.

 

 

当然,血がにじむような練習も必要だろうが,道具を使うスポーツはやっぱり道具の選択も重要だ.読みは見事に成功.このバットを使い始めて3ヶ月程経過したが,これまでのヘッドが下がってボールをすくってしまったり,振り遅れて詰まった当たりになるのは,ずいぶん改善されてきた.

 

硬式野球を始めたばかりの中学生で同じような悩みを持つ選手や親御さんも,息子が打てない理由は練習量だけではなく,道具の選択を見直してみることで改善するかもしれない.特に振り遅れたり,ヘッドが下がったりする場合はバットの長さ,重さが体格に合っていないことが考えられる.

 

ただし,750gよりもバット重量が下回ると投球スピードにもよると思うが,硬式ボールの重さに負けて飛ばせないと思われる.最終的には中学3年生で800~850g,高校野球では規定で900g以上なので,その程度の重量のバットが振れるようになればよくて,成長過程では,個々の体型に合った道具を使うことが大切であろう.